はじめての出版。

僕が人生ではじめて「出版」をしたのは小学生、多分5年生の頃だ。

小さい頃から絵を描くのが好きだった(高校からピタッと描かなくなったけれど)。加えて高橋留美子の漫画にハマったこともあり、漫画家になろうと思っていた。

思いついたらすぐに何かをやりたい、かつ目立ちたがりだった僕は、自分で書いた漫画を色んな人に見てもらいたいと思うようになった。さらに、自分の漫画だけでなく、色んな人の漫画を載せて雑誌にした方が楽しかろうと考えた。まあ、ちょっと一人でやるのは恥ずかしかったのもあると思う。

早速、興味を持ってくれた友達に原稿を依頼する。ページ割りを考えて、A3のわら半紙を裂いて、各々に配る。それに漫画やイラストを描いてもらう。取りまとめて、ホチキスで止める。当時よく読んでいたVジャンプの構成をパロディし、表紙や目次をつける。出来た雑誌は教室の後ろのロッカーの上に置く。何回かやった。多分しょうもないと思っていた子もいたけれど、毎回楽しみにしてくれている子もいた。

快感だった。自分も作り、皆も作り、それが一つの作品になる。「僕」そして「僕たち」が学校の中でも特別に思えた。

そしていま振り返ると、人生はじめてのこの「出版」は、僕が人生で何かをやる上で重要な原体験だ。

高校の頃は、友達とWebサイトをやったり、ブログをやったりした。大学時代はバンドやカフェを、大学時代から社会人にかけて、Webメディアや写真展をやったりした。そして、今回もこの「Diary Diary」をやっている。

自分で作るということ。誰かも作るということ。そして編集して、皆で発信すること。それを通じて人が何かを思うこと。つながること。

はじめての「出版」は、形を変えただけで、今に至るまでずっと続いている気がする。