目を閉じて考えること、耳が教えてくれること 2018/04/04 #aboutalk

いつもと同じ時間に家を出て、いつもと同じ時間の地下鉄に乗る。
いつもと同じだけど、ちらほらと座席が空いていた。
珍しいこともあるんだな、と思いながら、その1つに座る。

会社の最寄り駅まで26分、ちょっと気分が和らいだ。

昨晩、スマホを充電するのを忘れ、バッテリーの残容量は10%を切っている。
電池マークも真っ赤になっている。

自然と目を閉じて、通勤時間を過ごすことにした。

電車の中って意外と騒がしいんだな。
コツコツとヒールの音が響く。
折りたたみケータイを閉じる音。
向こうのほうでは、おじさんがくしゃみをしていたり。
どこからか、子供の声も聞こえる。

イヤホンのシャカシャカ音は聞こえなかった。

音の海に投げ込まれた感じで、ふわふわと彷徨っていた。
「そうだ、今日の日記のネタだ」
なんて思いながら、ふわふわと構成を考える。

朝の電車って、、、、、

そういうときは、ライティングの神様が降臨してきたかのように、頭の中が饒舌になる。

駅に到着すると、扉が開く音が聞こえ、ペタペタと足音がうるさい客が乗ってくる。
発車前のベルが鳴り、窮屈そうにドアが閉まる。
ブレーキを解除する音、モーターが力強く回る音、そしてガタンゴトンと線路の音。

いや、線路の音??

まるで自分がナレーターになったかのように、調子よく頭の中で音を楽しんでいたのだけど。
線路の音がしない、ガタンゴトンと聞こえてこない。
でも地下鉄は走っている。

会社について電源を拝借しスマホを充電した。
朝の不思議を調べるべく、Google先生に聞いてみたところ。
地下鉄のレールは継ぎ目が少ないとのこと。
1本のレールそのものが長いらしい。

レールとレールの継ぎ目で発生する「ガタンゴトン」という音は楽しめなかった。
頭の中では、ガタンゴトンと音をたてて時間が過ぎていくはずだったのだけど。

目を閉じて、耳だけに集中したことで、思いがけない発見があった。
意外と電車の中は騒がしいものだった。

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